過食症の症状コントロールワークブック
外来での過食症治療において最も難しいのは「診察室だけでは症状の程度がわからない」ことといわれている。過食症の場合、拒食症のような外見上の変化もないため、患者が症状の程度を正確に報告しない限り、治療者にはその重症度がわからないまま、ということもある。そのような事態を防ぐため、患者自身が日々の症状を記録して、治療者がその症状のコントロールを援助することを目的としたワークブック。患者の取り組みを治療者が援助する「ガイデッドセルフヘルプ」の理論に基づき、症状モニタリング(記録)の中から、患者と治療者が一緒に治療に使える鍵を見つけるための1冊。
西園マーハ文 著
定価 990 円(本体900円 + 税) B5判 並製 56頁
ISBN978-4-7911-0957-9〔2017〕
Contents
刊行にあたって
治療者の方へ
当事者の方へ~少しずつ進みましょう~
外来治療での症状モニタリング
ありのままの観察
これから試してみる新しい生活
学校や仕事がある日(あるいは、あなたの生活パターン1)
学校や仕事がない日(あるいは、あなたの生活パターン2)
あなたの生活パターン3
生活モニタリング
関連書