ふだん使いのCBT
10分間でおこなう認知・行動介入
限られた診療時間において,効果の実証された認知行動療法(CBT)を行うことは可能だろうか?
本書で提唱する“一口サイズ”の介入モデルは,治療全体が厳格に定められたプログラムを脱却し,CBTの要素を選んで通常の薬物療法や心理療法に取り入れることができる。高い有効性が期待できる技法を用いながらも限られた時間内に収められるよう工夫され,CBTに精通した治療者が実施することでその効果を発揮する。本書には臨床ですぐに使えるマテリアルやアイデアが満載されており,対象もパニック症,うつ病,全般性不安症,社交不安症,不眠症と多岐にわたる。
現場のニーズに応える新たなCBTのスタイル。様々な場面での応用が期待される。
マイケル・W・オットー、
ナオミ・M・サイモン、
ブンミ・O・オランジ、
シャロン・C・ソン、
マーク・H・ポラック 著
堀越勝、
髙岸百合子 監訳
髙岸百合子、
中嶋愛一郎、
大江悠樹、
牧田潔、
蟹江絢子 訳
定価 3,960 円(本体3,600円 + 税) A5判 並製 320頁
ISBN978-4-7911-1061-2〔2020〕
Contents
第1章 はじめに
第2章 CBTの実施
第3章 認知的介入
第4章 活動と曝露の課題
第5章 追加できる治療技法:問題解決技法とリラクセーショントレーニング
第6章 パニック症のCBT
第7章 うつに対するCBT
第8章 全般性不安症のCBT
第9章 社交不安症のCBT
第10章 不眠症のCBT
第11章 ケースコンサルテーション:CBTと薬物療法
付録 記入用紙と配付資料
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