摂食障害治療の栄養カウンセリング
管理栄養士のために
本書は,摂食障害を持つ人の治療に関わる管理栄養士のために書かれているが,心理面と栄養面両方の問題を抱える患者のために栄養面でのカウンセリングを行うためには,管理栄養学の知識だけではなく,多くのスキルを身につけていなければならない。
本書では,さまざまなガイドライン,認知行動療法,弁証法的行動療法,動機づけ面接,その他心理療法のテクニックを取り入れ,食をめぐって抵抗する患者との信頼関係の築き方や指針にすべき食事プラン,過食・排出行動と過活動の治療法などを豊富な症例とともに解説する。Health At Every SizeやARFIDなど,最新のトピックも網羅している。
食行動と体重面で行動変容を起こすための栄養食事指導法がわかる,待望の一冊。
マーシャ・ヘリン、
マリア・ラーキン 著
井口萌娜 訳
定価 3,960 円(本体3,600円 + 税) A5判 並製 468頁
ISBN978-4-7911-1076-6〔2021〕
Contents
第I部 栄養カウンセリング
第1章 摂食障害の臨床的特徴
第2章 治療のプロセス
第3章 栄養カウンセリングのプロセス
第4章 カウンセリング
第5章 治療レベル
第II部 ツール
第6章 食事プラン:3の法則
第7章 自己モニタリング
第III部 治療
第8章 体重のアセスメント
第9章 体重回復
第10章 過食行動の治療
第11章 排出行為の治療
第12章 過活動の治療
第13章 家族との治療作業
付録A 新患用書類
付録B 摂食障害を持つ患者のアセスメントチェックリスト
訳者あとがき Avoidant/Restrictive Food Intake Disorder(ARFID)の治療法
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