「初期分裂病」とは?
いかに診断するか?
いかに治療するか?
概念と臨床像
治療
症例
解説
付表 初期分裂病症状リスト
―その定義,具体例,問い方―
旧来の分裂病症候群における強迫体験の位置づけ
異論の提出
自生と強迫の体験特性の比較
―2症例にもとづく予備報告―
自験例の呈示
文献例との比較
―初期分裂病症状スペクトラムの一症候群として―
着想の契機
仮説設定とその論証
文献例による実証
行動が前景化した3症例―
離人症が前景化した症例
発作様不安が前景化した症例
攻撃的行動が前景化した症例
反射,転換症,解離症,離人症の統合的理解―
自己危急的事態の概念の拡大
自己危急反応の症状スペクトラム
症状の目的志向性ないし合目的性―脱出と隠蔽
分裂病の病態生理への示唆―
初期分裂病とは?
初期分裂病に対するスルピリドの有効性
分裂病の病態生理への示唆
―初期分裂病治療の標的について―
居住まいを正させる緊迫感vs.危急に備えさせる緊迫感
初期分裂病治療の標的として
再燃/寛解
分裂病の二段階病理発生仮説
分裂病の再発/治癒と再燃/寛解
Jaspers,K.の記述現象学に対する批判
記述現象学に関する筆者の見解
「仮説―検証的記述」による分裂病症候学
―初期診断と疑診―
DSM-?。(-R)に対する筆者の批判とDSM-?「
臨床診断基準に求められるもの
精神医学」に寄せて
虚飾と徒花
精神病理学に対する批判
生物学的精神医学に対する批判