初期統合失調症 新版(2017)(品切れ・電子書籍、オンデマンド販売)
著者が世に問うた「初期統合失調症」という画期的な臨床単位は、最初の発表から四半世紀を過ぎた現在もまったく色あせることなく、統合失調症臨床の客観的診断基準としてその重要性は増すばかりである。一貫して臨床に裏打ちされた著者の批判精神を通してさらに深化・拡張したオリジナルの概念の全貌がいま明らかに。旧版をはるかに上回る内容量と、講義形式に刷新された記述スタイルは、「初期統合失調症」概念を基本から学びなおし、精神科臨床とはどうあるべきかを知るために最適である。著者が臨床経験のすべてを語りつくした総決算の書。
中安信夫、
関由賀子、
針間博彦 著
定価 9,900 円(本体9,000円 + 税) A5判 上製 808頁
ISBN978-4-7911-0959-3〔2017〕
Contents
序. 発病様式−進展経過−主病像から見た統合失調症の2類型とその模式図
I. 統合失調症の特異的初期症状研究を志した契機
1. 初期診断の不確実性
2. 症状構造についての反転的理解
3. 病態生理仮説の欠如
II. 初期統合失調症の臨床
1. 示説例
2. 概念
3. 性比、発病年齢、初診年齢、遺伝負因
4. 症状
5. 診断
6. 臨床類型
7. 治療
III. 補遺
1. 統合失調症の2段階病理発生仮説と抗精神病薬の作用点
2. ARMS(発症危険精神状態)批判
3. 初期統合失調症とアスペルガー症候群の共通と差異
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