統合失調症とその関連病態:ベッドサイド・プラクティス
Professionalとしての精神科医が、一臨床医として、外来、病棟を問わず眼前の患者に対して何ができるか、また何をしなければいけないか? 本書は、統合失調症とその関連病態について、症例を挙げながら、診療の局面局面で主治医として考えたこと、行ったことを具体的に記し、診療の実際を生き生きと伝えるものである。本書は、いわゆるマニュアルではなく、同一の疾患、同一の状態像といえども個々の患者ごとに異なる実際の診療に際しての参照枠を呈示した、文字通りの臨床実践の書である。
編集:中安信夫
著者:中安信夫、
関由賀子、
神尾聡、
広沢正孝、
本田秀夫、
吉岡眞吾、
針間博彦、
船山道隆、
堀孝文
(執筆順)
定価 7,480 円(本体6,800円 + 税) B5判 上製 304頁
ISBN978-4-7911-0809-1〔2012〕
Contents
第 I 部 精神科臨床におけるベッドサイド・プラクティス:概説
第 II 部 統合失調症に対するベッドサイド・プラクティス
概説:統合失調症の概念、経過類型、および症状/初期/急性期/慢性期
第III部 関連病態に対するベッドサイド・プラクティス
広汎性発達障害/思春期妄想症/いわゆる「急性精神病」/初老期・老年期の精神病
第IV部 抗精神病薬の副作用に対するベッドサイド・プラクティス
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