単極性うつ病の生物学的治療ガイドライン 第 I 部:大うつ病性障害の急性期と継続期の治療 2013年改訂版
WFSBP(生物学的精神医学会世界連合)版
本書は、生物学的精神医学会世界連合(WFSBP)が2013年に改訂した「The World Federation of Societies of Biological Psychiatry(WFSBP)guidelines for the biological treatment of unipolar depressive disorders, part 1: update 2013 on the acute and continuation treatment of unipolar depressive disorders.」の日本語訳である。利用可能なすべてのエビデンスに基づいた臨床的かつ科学的に有意な治療を推奨する。疾患の定義、分類、疫学、経過、急性期および継続期のマネジメントを網羅している。成人に対する抗うつ薬、その他の薬剤、電気けいれん療法、光療法などに関連するものが中心となっている。大うつ病性障害への精緻な治療戦略を解説した実用的ガイドライン。
M.Bauer,
A.Pfennig,
E.SeverusP.C.Whybrow,
J. Angst,
H.J.Mölleron behalf of the
Task Force on Unipolar Depressive Disorders 著
山田和男(東京女子医科大学 東医療センター 精神科 教授) 訳
定価 2,200 円(本体2,000円 + 税) B5判 並製 128頁
ISBN978-4-7911-0869-5〔2014〕
Contents
はじめに
推奨の実行概要
一般的な推奨
生物学的治療の推奨
単極性うつ病
序言
WFSBP ガイドラインの目的と対象読者
文献調査とデータ抽出の方法
推奨におけるエビデンスに基づいた分類
大うつ病性障害の疫学と経過
大うつ病性障害の治療適応と目標
大うつ病性障害の急性期治療
治療アルゴリズム
抗うつ薬
軽症,中等症,重症のうつ病への抗うつ薬の使用
ハーブ治療
電気けいれん療法
精神療法
光療法
付加的治療
他の治療オプション
治療抵抗性うつ病(TRD)
大うつ病性障害の継続期治療
特殊な状況における治療
うつ病とその他の精神疾患との併存
高齢者におけるうつ病治療
一般身体疾患によるうつ病
妊娠中と授乳中のうつ病の治療
個別の治療アプローチ
新しい薬理学的アプローチ
関連書
双極性障害の生物学的治療ガイドライン:躁病急性期の治療
H.Grunze, E.Vieta, G.M.Goodwin,
C.Bowden, R.W. Licht, H.J.Moller,
S.Kasper & WFSBP Task Force on Treatment Guidelines for Bipolar Disorders 著
山田和男(東京女子医科大学 東医療センター 精神科 教授) 訳
双極性障害の生物学的治療ガイドライン:双極性うつ病急性期の治療
H.Grunze, E.Vieta, G.M.Goodwin
C.Bowden, R.W. Licht, H.J.Moller, S.Kasper
WFSBP Task Force on Treatment Guidelines for Bipolar Disorders 著
山田和男(東京女子医科大学 東医療センター 精神科 教授) 訳