本当の依存症の話をしよう
ラットパークと薬物戦争
ラットパーク実験と薬物戦争の歴史から,明らかになった依存症問題の本質とは──。オーストラリアの新進気鋭の社会派漫画家が研究者ヘの取材をもとに依存症問題の本質に迫った,二つのノンフィクション漫画を収載。そして漫画を解説するのは,日本における依存症治療に造詣の深い二人の専門家。この他に類を見ないコラボレーションで,依存症問題について解き明かす。薬物依存症,ギャンブル依存症,アルコール依存症,インターネット依存症など,あらゆる依存症の問題はなぜ起こるのか。依存症者の回復支援に関わるすべての人,保健医療政策に携わる行政関係者,学校関係者,報道関係者,そして広く一般の方々に,ぜひ知っていただきたい。
スチュアート・マクミラン 漫画
松本俊彦、
小原圭司 監訳・解説文
井口萌娜 訳
定価
1,650 円(本体1,500円 + 税) A5判 並製 120頁
ISBN978-4-7911-1001-8〔2019〕
Contents
〈漫画〉Rat Park(ラットパーク;ネズミの楽園)
〈漫画〉War on Drugs(薬物戦争)
〈解説1〉薬物依存症は孤立の病 ――安心して「やめられない」と言える社会を目指して――
〈解説2〉ギャンブル依存症は回復できる ――依存症神話の打破を目指して――
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