2017年12月アーカイブ

現れる症状はさまざま

あなたが気になる症状にはどんなものがありますか?
みおぼえがる症状はありますか?

●「心理的原因で起こることの多い症状」
本態性高血圧(特別な原因は見つからないけれど、血圧がいつも高い状態)
・動悸・圧迫感・胸が息苦しい・ぜんそく・胸がつかえる
息が詰まる・涙が出る・光がまぶしい・口が乾く・胃の調子が悪い・
腸が悪い(ガスが溜まる)・下痢・便秘・食欲がない・飲み下し困難・
吐き気がする・のどが締め付けられる・つばを飲み込むのが気になる・
いつも眠い・胃潰瘍・のぼせる・頭が重い・偏頭痛・冷え性・慢性疲労
(だるい)・顔色が黒ずんで悪い・夜尿・頻尿・インポテンツ
(性欲が湧かない)・不感症・手の震え・チック・肩こり・しびれ・ふらつき
(めまい)・神経性皮膚炎・円形脱毛症・多汗症・じんましん・耳鳴り・
乗りもの酔い・音がうるさく響く・耳の聞こえが悪い・失声(声が出なくなる)
・どもる・生理痛・無月経・生理不順・慢性の風邪・まぶたがピクピクする・
常に微熱。

これらの症状はいずれも、自律神経失調症のみられる身体的症状と
言われています。
表情恐怖とは、人の表情が気になって仕方がないことをいいます。
心の中で相手の評価が大きなウェイトを占めている人に、しばしば
現れる症状です。

●「神経症的症状」
不安(漠然とした不安)・特定のことについての不安をいだく
対人緊張(人前に出られない・人の視線が気になる・人の輪に入っていけない)
あがり・赤面・体臭恐怖・表情恐怖・無気力(やる気が起きない)・不眠
(入眠困難・早朝の目覚め)・落ち込み・不登校(出社できない)・こだわり
・確認癖(ドア・ガス・電灯スイッチ)・自分の視界に必要ないものが入って困る・過食(食べていないと落ち着かない)・拒食(口に指を入れて吐く)・
怒りっぽい・集中力がない・記憶力の低下・イライラ・死にたい気持ちになる。
*以前はBPDは神経症と精神病の堺と言われていました。
*自律神経失調症と神経症は合併します。

何かの原因で、身体的な症状を中心に現れたときは、「自律神経失調症」
精神的な面で強く出る場合は、「神経症」と呼ばれると理解してください。

どちらも心理的な原因、つまり「心が引き起こす病気」です。
薬物療法も有効ですが、心理療法でも改善することができます。

病気の原因や治療のプロセス
1、こうした症状が現れるのはなぜか
2、潜在意識という心の深いところに、いちばんの原因がある
3、原因となった潜在意識の状態を変えることで、症状が消える
4、いくつもの心理療法をミックスして、最も効率的な方法を採用しながら
  心理療法を受けると効果的
5、潜在意識の状態が変わると、心の在り方が自然と違ってくる
6、ストレスをためていた心に変容が起き、結果として完治する

心理療法は自己成長を促し、それによって病気が治るのを援助してゆくのが
心理療法です。

次回はあなたの心の辛さが体にでてくる
どこからが「病気」なのか?をお伝えします。




【2018年度版】BPD家族会受講システム

【2018年度版】BPD家族会受講システムが完成いたしました。

参加される方は必ず目を通して頂けますようお願い申し上げます。

2018年度も皆様のご参加を心よりお待ちしております。

【2018年度版】BPD家族会受講システム

BPD家族会 代表 奥野栄子

「心が原因の病気は心で治す」Part2

*BPDの方はさまざまな症状が合併します。
*ご家族も神経が乱れ心の問題を抱えます。

まぜ薬で良くならないのか?
その理由はハッキリしていて、心臓が悪いとか、
肺や気管支に障害がおきたわけではなく、
心に原因があるからです。

ストレスで自律神経が緊張し、それが慢性化してしまった状態が
自律神経失調症とか神経症です。
これらの病気の大半は心理的なところに原因があると言われています。

パニック障害(不安神経症・全般不安障害)のひとつと分類されています。電車やある特定の人といるとパニックが起きることがあっても、ある人や場所ではなにも生じないということがあることから、心理的な要素が深く関係しているとも言われています。

心に原因があるこれらの病気が薬で治らないのは、むしろ当然といえます。薬物療法を否定しているのではなく、ストレスが生じ心が病んでしまったのであれば心を治療してあげることがとてもだいじです。心因性からのものであればカウンセリングはとても
有効です。    *心因性でない自律神経失調症もあります。

「自律神経失調症4つのタイプ」
本能性自律神経失調症
子どもの頃から、元々持っている体質に原因があります。
自律神経の調節機能がみだれやすい体質。
体力に自身がない虚弱体質の人、低血圧の人に多くみられるそうです。病院で検査をしても特に異常が見つかりません。
日常生活の「ストレス」もあまり関係していません。
体質そのものに原因があります。体質改善をするために、食事、睡眠、運動、休息などの生活習慣を見直すことが大事です。

「神経症型自律神経失調症」
心理的な影響が強いタイプです。自分の体調の変化に非常に敏感で、少しの精神的ストレスでも体調をくずしてしまいます。
感受性が敏感なため、精神状態に左右されやすいタイプです。
感情の移り変わりが体に症状としてあらわれます。

「心身症型自律神経失調症:
日常生活のストレスが原因です。
心と体の両面に症状があらわれます。自律神経失調症の中で
もっとも多いタイプと言われています。几帳面で努力家のまじめな性格の人がなりやすいと言われています。

「抑うつ型自律神経失調症」
心身症型自律神経失調症がさらに進行するとこのタイプになります。やる気が起きない、気分がどんより沈んでいる、といった「うつ症状」が見られます。
肉体的にも、頭痛、微熱、だるさ、食欲がない、不眠などの症状があらわれます。身体の症状の陰に「精神的なうつも隠れています」がしかし、病院に行っても、身体症状を改善するための対症療法しか受けられず、長い間、不快な症状に苦しむ人が多いようです。几帳面な性格や完全主義のタイプが陥りやすいようです。
*全般性不安障害などの人はこのタイプに入ります

皆さんはどのタイプになりましたか?

心因的なものであるならば「治りますが」一つ条件がありまして、治療を実行しなければ回復は難しいです。
治療には辛抱が求められるので、途中で辞めてしまったり、
こんなことをしても意味がないだろうと思い、何もしなければ
残念ながら回復の見込みは難しいかもしれません。

「自律神経失調症の治療法」
症状・タイプなどにより、身体と心の両面に働きかける治療、
生活習慣を整えるなどのことを行なう必要があります。
体質・性格・ライフスタイルの歪みにも注目して見直す改善が
必要になります。
●セルフコントロール
認知行動療法・弁証法行動療法など有効です)
●薬物療法
●カウンセリングなどの心理療法
●指圧やマッサーズ、整体、鍼灸、ストレッチ
●音楽療法・あるマテラピー五感に働きかける治療法
●自己管理によるライフスタイルの見直し

「自律神経失調症チェック」
●めまいや耳鳴りのするときが多い。
●たちくらみをよく起こす。
●胸が締め付けられる感じがする。
●胸がざわざわする感じが時々ある。
●心臓がいきなり早くなったり、脈拍が飛ぶようなことがある。
●息苦しくなるときがある。
●夏でも手足が冷えるときがある。
●胃の調子が悪いときが多い。(お腹がすかない。胸やけ)
●よく下痢や便秘をする。便秘と下痢を繰り返す。
●肩こりや腰痛がなかなか治らない。
●手足がだるい時が多い。
●顔だけ汗をかく。手足だけ汗をかく。
●朝、起きる時に疲労を感じる。
●気候の変化に弱い。
●やけにまぶしく感じる時がある。
●寝ても寝ても寝たりない。
●怖い夢をよく見る。または金縛りにあう。
●風邪でもないのに咳がよく出る。
●食べ物を飲み込みつらい時がある。喉に違和感がある。
 呂律が回らない時がある。

0−1個 自律神経に狂いはなさそうです。
2−3個 自律神経に負担がかかっているかもしれません。
4−6個 自律神経失調症になりかけているかもしれません。
7個以上 すぐに休息を取り、できるだけ早く専門家に相談してください。

次回は「現れる症状はさまざま」についてお伝えします。






不安神経症(全般性不安障害)とは
不安を主症状とする神経症を不安神経症といいます。
不安は漠然とした恐れの感情で、誰でも経験します。
はっきりした理由がないのに不安がおこり、あるいは
理由があっても、それと不釣り合いに強く不安が起こり、
いつまでも突くのが病的な不安です。
不安神経症では、この病的な不安がさまざまな身体を伴って現れます。

ヒステリー・対人恐怖・あがり・赤面恐怖・不眠症・めまい・頭重
手の震え・どもり・多汗症・ガス・呼吸困難・動悸・頻尿・落ち込み
過敏性大腸症候群・不安・乗り物恐怖・確認癖・出社拒否・無気力・
視線恐怖など様々です。

当事者だけでなく、ご家族にもこれらの症状に悩まされている方が
大勢いらっしゃいます。
その多くは不安からくるものです。
「心の病気」は自分で治すことができます!
*重症な場合は医師のサポートを受けてください。

不安やストレスが生じると
動悸がする。冷や汗が出る。頭痛がする。吐き気やふらつきがある。
そうしたいろいろな症状で、病院の内科を受診する方が増えています。
何度検査しても、肉体的には異常がない。そういった場合につけられる
病名が「自律神経失調症」や「全般性不安障害」です。
*BPDの方々は合併症としてこれらの症状はつきものです。
 不安神経症(全般性不安障害)と診断されたとしても、背後に実は
 BPDが潜んでいることも多々あります。

この病名がつくと、精神安定剤や自律神経調整剤などがよく出されます。
それを飲みながら、もう何年も通院しているかたもたくさんいらっしゃいます。

「PDSD」「パニック障害」も増えてきており、
この病気の特徴は、突発的な発作です。
突然、激しい鼓動に襲われたり、呼吸が辛くなったり、あぶら汗も出て
きます。こうした症状を一度経験すると、繰り返し発作が起こります。
電車やバスにも乗れなくなることもあります。
近所の買い物に出ることさえ難しくなることもあります。
*重篤な方は是非専門家に診てもらいましょう!

それでも、病院の検査ではとくに異常は発見されず、処方された薬を
何年も飲み続けてもなかなか良くならないというのが現状です。

しかし、心が原因で出る症状は実は自分で治すこともできます。
心が原因であるならば心を治療することで治すことができます。

次回その点についてお伝えします!






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