ACT(アクセプタンス&コミットメント・セラピー)を実践する
機能的なケース・フォーミュレーションにもとづく臨床行動分析的アプローチ
本書は、アクセプタンス&コミットメント・セラピー(ACT)を、個々の治療に生かしていく方法を探求し具体的に説明する。体験の回避によって特徴づけられるような、さまざまな臨床上の問題に対して、どのようにケースを概念化していくか、ACTを実施していくか、ということを、詳細な事例を提示しながら解説する。また、本書は、行動を見るための新鮮な方法も紹介する。
パトリシア・A・バッハ、 ダニエル・J・モラン 著
武藤崇、 吉岡昌子、 石川健介、 熊野宏昭 監訳
定価
4,950 円(本体4,500円 + 税) A5判 並製 568頁
ISBN978-4-7911-0719-3〔2009〕
Contents
第1部 ACT の原理に関するイントロダクション
第1章 ACT をはじめるにあたって
第2章 臨床行動分析と行動療法の「3つの波」
第3章 機能分析とACT のアセスメント
第4章 関係フレーム理論
第5章 ケースの概念化とは何か?
第2部 ACTにおけるケースの概念化に関する基礎
第6章 機能的にケースを概念化する
第7章 「今,この瞬間」との接触と視点取り
第8章 価値,コミットメント,そして行動の変化:3つのプロセス
第9章 アクセプタンスのプロセス
第3部 ACTを実践する
第10章 「絶望から始めよう」:「解決策」が問題である場合
第11章 マインドフルネスを臨床的なワークに取り入れる
第12章 価値のワーク
第13章 脱フュージョンと脱言語化
第14章 ウィリングネス
第15章 アクセプタンスとチェンジ
第16章 ACT というダンスの踊り方
関連書
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ゲオルグ・H・アイファート、ジョン・P・フォーサイス 著
三田村仰、武藤崇 監訳
三田村仰、武藤崇、荒井まゆみ 訳
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ラス・ハリス 著 武藤 崇 監訳
武藤 崇、岩渕デボラ、本多 篤、寺田久美子、川島寛子 訳
ACTをはじめる
スティーブン・C・ヘイズ、スーペンサー・スミス 著、武藤 崇、原井宏明、吉岡昌子、岡嶋美代 訳
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ジェイソン・B・ルオマ、スティーブン・C・ヘイズ、ロビン・D・ウォルサー 著、熊野宏昭、高橋 史、武藤 崇 監訳