『いやな気分よ、さようなら』は、発売以来、英語版で300万部以上売れ、「うつ病」のバイブルと言われている。抑うつを改善し、気分をコントロールするための認知療法を紹介する。最近の大規模な調査によると、『いやな気分よ、さようなら』を読んだうつ病の患者さんの70%が、他の治療を併用することなく4週間以内に改善し、3年後でもその良い状態を維持していた。この効果は、薬物療法や他の精神療法と比べても、優れているものと言えよう。抑うつや不安な気分を克服するための最も効果的な科学的方法を、本書を読むことにより、学んでください。
デビッド・D・バーンズ 著
野村総一郎、
夏苅郁子、
山岡功一、
小池梨花 訳
定価 2,750 円(本体2,500円 + 税) B6判 並製 488頁
ISBN978-4-7911-0848-0〔2013〕
Contents
【第一部】理論と研究
- うつ病治療の画期的進歩
- どうやって気分を診断するか:治療の第一歩
- 自分の感情を理解する:考え方で気分は変わる
【第二部】応用
- 自己評価を確立することから始めよう
- 虚無主義:いかにして克服するか
- 言葉の柔道:批判を言い返すことを学ぶ
- あなたの怒り指数はいくつか:怒りのコントロール法
- 罪悪感の克服法
【第三部】現実的なうつ病
【第四部】予防と人間的成長
- 憂うつの根本的な原因(暗黙の仮定を見出す)
- いつも認められたい(承認中毒)
- 愛情への依存
- 仕事だけがあなたの価値を決めるのではない
- 中ぐらいであれ!:完全主義の克服法
【第五部】絶望感と自殺に打ち勝つ
【第六部】日々のストレスに打ち勝つには
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