2011年10月アーカイブ

平成23年10月現在の家族会財務収支

10月16日東京家族会

収入22000円(1000円×22名)

支出6000円

部屋代(003号室+004号室)

2000円+1000円×4時間=6000円

収支 16000円(①)

 

23年9月末現金残高 432200円

+今回の残高16000円(①)

 

ー10月30日と11月および12月部屋代

(以下の合計額)34500円(②)

23年10月28日現在現金残高 413700円

 

②の内訳

10月30日(501号室と502号室)

800円×5時間+700×5時間=7500円

11月13日(同上)7500円

11月27日(003号+004号室)6000円

12月11日(同上)6000円

12月23日(501号室と502号室)7500円

 

BPDの人が安心できる人とはどんな人か。

どうやら「理解し・優しい人ではなく」

「BPDより強い人」なのかもしれません。

 

では「BPDより強い人とはどんな人か」というと、

BPDより強いパワーがある人。BPDの強さに負けない人。

BPDのパワーに屈しない意志を持っている人に

あてはまるかもしれません。

 

でも、このことを聞くと不思議に思うかもしれませんね。

何故なら、BPDの人は「何で私のことを理解してくれないのか!」

「何で優しくないのか!」と言って周囲を責めますからね。

なのでついついBPDの人を一生懸命気遣ったり、優しい言葉をかけて

あげたり、全面的に受け入れたりしてしまいますよね。

 

でも、BPDの人にしてみれば「言いなりになる人」としか認知できないかも

しれません。彼らが(意図的にではなく)周囲をコントロールしてしまうのは、

「自分の中の不安を取り除きたいから・・・」です。。

でも実際には人をコントロールできても、「不安は取り除けないのです」

逆に不安は一層膨らんでしまうかもしれません。

その事実を当事者も家族も知る必要があります。

 

あるHPのサイトで「高機能型境界性人格障害」の方のコメントが

掲載されていてとても興味深かい内容が書かれていました。

(私が知っているBPDの幾人もの人も同じことを言っていました)

高機能型BPDは知能犯的なところがあり、医療従事者や家族を

コントロールしてしまう・・・なのでBPDに対して負けない人でなければ

自分が相手をコントロールしてしまう・・・

これまで出会った人やDrや臨床心理士はBPDに屈する人で、

それがBPDの人にとって苦痛と不安を感じたそうです。

 

この方は高機能型BPDでしたが、自傷行為・依存が強かったようです。

そのBPDの方はあるDrと出会います。

自分はあらゆることをやっていると告げると

そのDrは「へえ~そうなんだ!パーフェクトのBPD人生を

送ってきたんだね~。へえ~本当に何でも手をだしたんだ~。

すごいなぁ~。自傷行為と依存のパーフェクトだぁ~」と言い続け

顔は笑っていても目は全く笑っていない毅然としていた目

をしていて、その目は威圧感があったそうです。

それからそのDrは「君と僕と話をしなくてはダメなようだね」といい、

BPDの強烈すぎるパワーに決して屈さない・動じない

といった対応が彼の安心感につながったそうです。

 

この対応から何を学べるかと言うと

BPDより強いということは

BPDを言いくるめることや全面的に理解しょうとすることが強さなのではなく、

BPDに対して「動じない強さ」

BPDを「認める強さ」BPDに「コントロールされない強さ」

つまり思い通りにならない人がBPDの人を安心させる

ことができると言うことです。

 

動じない・コントロールされないということは

見捨てることではありません。

BPDを否定することはその当事者を否定することであり

見捨てられ感を与えてしまいます。

 

BPDを認めるとはBPDの無茶な言動を受け入れることではなく

その人がBPDであるという事実をそのまま受け入れて

あげることがその人の強さとなのです。

 

では、どうすればBPDである事実をそのまま受け入れて

あげることができるのでしょうか?

どうすれば動じずコントロールされない強さを持つことが

できるのでしょうか?

 

まず、自分がBPDを認められない理由。否定してしまう理由を考えてみてください。

例えば(本を読んで・講義を聞いて十分BPDとは分かっているけど、何故あんなことを言うのか?何であんなことをするのか?といったことを考えつづけることがBPDを否定してしまっているかもしれません)

BPDに動じてしまうとき、コントロールされてしまう時の自分の思考や言動を考えてみてください。

意外とBPDの言動でコントロールされているというより、自分で自分を強制してしまっている

例えば(母親として失格という思い・この場から逃れるために妥協する・私が何とかしなければ・

他者の目が気になるとか・・・)つまり自分のことを考え続けていることが

自分自身を強制してしまっていることなどがあるかもしれません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新BPD家族会

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東京・大阪の家族の皆様へ

この度10月16日(日曜日)

BPD家族会代表 辻 松雄 辞任致しました。

代わって

BPD家族会代表 奥野 栄子 就任致しました。

微力ではありますが、より安全・安心・信頼

を目指し家族会を運営して参りたいと思います。

最善を尽くして頑張って参りたいと思います。

今後とも皆様のご支援ご指導いただきますよう

心よりお願い申しあげます。

 

PS 11月3日(木曜日・祝日)

   大阪の家族会は初参加となります。

   皆様と心の交友を持ちたいと思っています。

   皆様にお会いできますことを楽しみにしております。

 

BPD家族会 代表 奥野栄子

BPDの場合も双極性障害の場合も、

お金の乱費に悩まされる家族は非常に多いです。

BPDに双極性障害が合併するケースや

双極性障害とBPDがそれぞれ独立した疾患として

併存することもあるので(双極性障害とBPDが同時に現れるときは

双極性障害の診断が優先される)

両者のバランスを考えて治療する必要があります。

BPDと双極性を見分ける決め手となるのは

幼少期の発達や学校や職場での人間関係に問題がなく周囲から

評価されているならば双極性の診断を下す決め手となるようです。

 

双極性障害が進むと迷惑行為が出現してお金の乱費行動や

他人への攻撃が激しくなり家庭生活や社会生活に

支障をきたすようになります。

双極性障害障害とBPDを区別できると対応しやすくなります。

BPDの治療の場合は薬物も服用しつつ、心理療法を中心に

した治療が有効に対し

双極性障害は薬物が有効です。

双極性障害に心理療法で対応すると問題は解決されません。

 

お金の乱費に困っている方で双極性障害が背後にある場合

①医師による薬の調整を図る。

 薬の作用と副作用を正しく理解しておく。

②躁状態がみられはじめたらどんな症状が最初に出てくるか、

 その兆しを掴んでおき主治医にその症状を伝える。

③躁状態が出現したきっかけとなるストレスを知り

それを避けるよう対処する。興奮させるような行動を避ける。

④ゆっくりした生活を心がける

⑤栄養を取る・睡眠は6時間は取るように心がける。

 医師の指示に従って睡眠導入剤で調整を図る

⑦適度な運動ウォーキング・水泳・ストレッチ)などして

余っているエネルギーを発散させてあげる。

 

お金の乱費によって困っている方でBPDが背後にある場合

①愛による限界設定をする

 一か月の金額を決めてその金額の範囲で生活してもらう

 すぐに使ってしまってお金を請求してきても渡さない。

②お金を渡すことで(親が困るため本人は困らない)ので

 要求金額が高くなってきます。

 なので、本人が困る状況を親は許し、本人が困っていても、

 攻撃的してさいそくしてきても、そのままにしておき

 本人がお金を使い果たしてしまったことを後悔させることで

 自己責任を負えるよう親はサポートすることができる。

 このような場合、親に自制が求められるでしょう。

③親がしんどくなってしまった時は、専門家に近づきカウンセリングを

 受けて気持ちを聴いてもらう。また、本人がカウンセリングを受ける

 ことに同意してくれる場合、本人にカウンセリングを受けてもらう。

 (本人が自覚が無い場合と拒否する場合は

  カウンセリングは強制できないので、親が対処法を習得するのが有効です)

 

こうして比較するとBPDと双極性障害の症状は似ていますが、

随分対応法が違ってくることがわかります。

共通しているのは、本人・家族・主治医が共同作業で治療に

望むことが大切です。

 

 

 

 

 

平成23年9月末BPD家族会財務報告

731日・919日関西家族会

収入 44,000

支出33,120

  新幹線等交通費30,000

会場費3,120

収支10,820円(①)

 

925日東京家族会

収入18,000円(1000円×18名)

支出 9,000

1500円×6時間)(501502

収支 9,000円(②)

 

    +②=19,820円(③)

 

前回までの現金残高 412,380円

今回の残高      19820円

23年9月末現金残高  432,200円

 

 

 

NHK教育テレビの番組

BPDの方は、そううつ病(双極性障害)を併発していたり、本当は躁鬱病だったということもあります。買物依存が止まらいないとか、大リーグに挑戦し出すとか、激情して家の物を破損したりします。

今度、10月3日(月)、4日(火)正午~12時29分NHK教育テレビの「ハートでつなごう」の再放送で双極性障害(そううつ病)の当事者の話があります。

私はすでに見ましたが、買物依存がとまらないとか、一発逆転を狙うとか、激情型のBPD(そう状態の時に似ている)等家族会の話でも出てくる話もあるのでご覧になってみてはどうでしょうか?役立つ方もいると思います。

なお、BPD=そううつ病ということではありません、そういう方もいるし、そうでない方もいるということです。BPD=ACの方もいますし。

 

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