感情のジェットコースターに乗っているような気分ですか?
もしそうなら、あなたは「ボーダーラインゾーン」にいるのかもしれません。
次の項目を声に出して読み、それをどのように感じるかによって、自分のゾーンを確認してください。
・私には良いところが一杯ある。
・私は個性的で、私のような人間は世界中にいない。
・私は多くの人に良い影響を与えている。
・多くの人が私を愛してくれている。
・私は完璧ではない。
でも完璧な人などどこにもいない。
・無条件に愛されたいと望んでもいいと思う。
・困難な状況の中でも、最善を尽くしてきた。
失敗したかもしれないが、努力に免じて自分を許してあげたい。
・私にも健康で幸せになる権利がある。
・全ての人が私を愛してくれるとは限らない。
でも私を無礼に扱う権利は誰にもない。
・私には程々の良心と頭しかない。
でも人は私を好きでいてくれる。
これらの言葉にどう反応したでしょうか?
1.その通りだと信じることができますか?
信じられないという人は、もう一度読み直してください。
2.読むと泣けてしまうという人は、自分がどれほどの感情的重荷を背負ってきたのか、気付いていないかもしれません。
3.何も感じられなかったという人は、感覚を麻痺させて自分を守ろうとしているかもしれません。
4.その通りだと思いながら、さほど心に響くものがないとしたら、パートナーとの関係から感情的に距離を置いているのでしょう。
いくらか健全な自己評価を持つノン・ボーダーラインの人が、早い時期に関係から退く場合などに、しばしば見られることです。
(続く)
*「愛した人がBPDだった場合のアドバイス」星和書店(ランディ・クリーガー)より
稲本