2012年11月アーカイブ

平成24年10月現在の家族会財務収支報告

収入   209,900円  (①)
  
  内訳 10月 7日東京家族会(41名×2,000円)   82,000円
      10月20日東京家族会(34名×2,500円)   85,000円
      10月20日東京懇親会              42,900円
     
 
支出   140,652円  (②)
 
  内訳 10月 7日東京講師謝礼             20,000円
      10月 7日東京資料コピー費             680円
      10月 7日東京マイク使用費            1,800円
      10月20日東京講師謝礼             40,000円
      10月20日東京資料コピー費            1,970円
      10月20日東京マイク使用費             600円
      10月20日東京懇親会費             71,440円
      11月 3日東京マイク使用費             300円
      11月18日東京マイク使用費            1,800円
      12月 2日東京マイク使用費            1,800円
      10月17日 銀行振込手数料             262円
      
                
収支    69,248円=A(①-②)
 
☆ A  69,248円+489,334円(9月末残)=558,582円

上記 ご報告いたします。

財務報告は奥野代表の会計監査済です。

家族会事務局


二人の関係に及ぼす影響

 
 感情的な脅しにさらされた人は、非常に用心深くなり、人生の主要な部分を人と共有しなくなります。

 はれものに触るように誰かの機嫌を取り続けなければならないとしたら、あとに残るのは表面的な会話や不自然な沈黙と、緊張の連続です。
 安心感や親密さが失われると、演技することに慣れてしまいます。
 幸せでなくても幸せなふりをします。

○これは正常なのか? 
 何が正常で、何が異常なのかを判断することは困難です。
 以下の質問に「はい」が多ければ、真剣に考えた方がいいでしょう。

・どうしてあなたがボーダーの人の行動に我慢を続けているのか、理解できないと人から言われませんか? 
・そう言う人との接触を避けていませんか? 

・ボーダーの人の尻拭いをしなければならないと思うことがありますか? 
・ボーダーの人を守るために、人を裏切ったり、嘘をついたことがありますか? 
・だんだん孤立しているように感じますか? 

・不快な身体感覚を覚えますか? 
・ストレスに関連する病気にかかっていますか? 
・あなたを困らせようとして、ボーダーの人が怒りをぶつけることがありますか? 
・医学的に抑うつ状態になっていませんか? 

・自殺を考えたことがありますか? 
・自分の価値観や信念に反する行動をしたことがありますか? 
・子供に及ぼす影響を心配していますか? 
・虐待を防ごうとして仲裁にはいったことがありますか? 

・お互いに相手を身体的に危険な目に遭わせたことがありますか? 
・恐怖心,義務感,罪悪感に基づいた決定をしていませんか? 
・親切心や気遣いよりも、支配力やコントロールが問題になっていると感じませんか? 

*「境界性パーソナリティ障害=BPD」第2版(星和書店)より

文責・稲本
 

 
(前の記事からの続き)

○相互依存
 ノン・ボーダーラインの人は、愛する人を助けようとして、親切な行動を取ろうとします。
・怒りを飲み込む
・自分自身の要求を無視する
・人には耐えられないような行動を受け入れる
・同じ罪を何度でも許す

 ノン・ボーダーラインの人が陥りやすい罠です。
 特に、ボーダーの人が不幸な幼少期を体験し、それを埋め合わせてあげようとする場合によく起こります。

 ボーダーの人のために(あるいは衝突を避けるために)、自分自身の要求を取り下げることが、彼らの助けになると考えています。
 これは不適切な行動を助長・強化してしまいます。

 我慢し続けることが、ボーダーの人の幸せに繋がることはまずありません。
 他の人は我慢を支持しないので、孤立するかもしれません。

 あるノン・ボーダーラインの人はこう言っています。
「妻が何をしても、彼女を見捨てないように努力してきたよ。
 でもある日、気付いたんだ。
 自分自身を見捨ててきたってことに」

 カウンセラーはノン・ボーダーラインの人にこう言いました。
「君は神ではない。君の責任じゃない。
 君がその人を良くすることなどできないんだ。
 君にできることは、真実を受け入れることなんだよ。
 それと共に生きること。
 自分の人生を生きるために、すべき決断をすることなんだ」

*「境界性パーソナリティ障害=BPD」第2版(星和書店)より

文責・稲本
 

 
(前の記事からの続き)

○不健全な習慣を身につけること
 過度の飲酒,過食,物質乱用などは、一般的によく見られるものです。
 これらがより習慣的となり、根深いものになるにつれ、状況はさらに複雑なものになります。

○孤立
 ボーダーの人の言動は、友情を育むことを困難にします。
 それは以下のような理由です。

・ボーダーの人の尻拭いをしていると、非常に疲弊するため、努力して友だち関係を続ける価値がないと思ってしまいます。
・友だちは、簡単な解決方法を提案しますが、誤解されたという感情が残るだけです。
・ノン・ボーダーラインの人の言うことを友だちが信じてくれなかったり、苦しんでいる話を聞くのにうんざりして、友情を失ってしまうこともあります。

 ボーダーの人がノン・ボーダーラインの人に、他の人との関係を断つようにと言い張り、大抵それを受け入れてしまいます。
 ノン・ボーダーラインの人がさらに孤立すると、起こりうることが幾つかあります。

・彼らはボーダーの人に、感情的に依存的になる
・現実世界との接点を失い、比較するものがなくなるため、ボーダーの人の言動を当たり前のように思ってしまう
・友人たちは、二人の関係のおかしな所を指摘できなくなってしまう

○過覚醒と身体疾患
 ノン・ボーダーラインの人は、「警戒している」状態にいます。
 それには、身体的にも心理的にも高い覚醒状態が必要で、ストレスへの抵抗力が失われる可能性があります。
 頭痛,腫瘍,高血圧その他の病気が現れるかもしれません。

○ボーダーライン的な思考パターン・感情パターンへの適応
 ノン・ボーダーラインの人も、物事を白か黒かで見たり、問題を全か無かの考えで解決しようとすることがあります。
 気分変動も頻繁に見られます。

(次の記事に続く)

*「境界性パーソナリティ障害=BPD」第2版(星和書店)より

文責・稲本
 

このアーカイブについて

このページには、2012年11月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2012年10月です。

次のアーカイブは2012年12月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

ウェブページ

home

家族会掲示板(ゲストプック)

家族会 お知らせ・その他

本のページ