ご家族の皆様へ
(家族会の定義)
「家族会とは、精神障害者を家族にもつ人たちが、お互いに悩みを
分ち合い、共有し、連携することでお互いに支えあう(会)です。
支えあいを通して、地域で安心して生活できるための活動を行なう」
(当家族会の運営資金について)
当家族会は会員登録制ではないので
年会費を支払う必要はありません。
参加したい定例会の日付・定例会会場・
立場・当事者との関係を記入してメールでお申込みいただければ
支援しているご家族と専門家の方であればどなたでもご参加いただけます。
ただし、年会費・補助・助成金は受けず、参加費のみで
家族会の運営を行なっていますので、
通常の家族会に比べると参加費が少しお高めとなります。
(運営資金には、会場費・資料代・講師の交通費&謝礼
広告代・地方講演の交通費宿泊代・面談、打ち合わせに伴う費用
スタッフの交通費・自治体宛の送付代・研修費 その他)に充てています。
(当家族会が提供している定例会のプログラムは
大きく分けて6つの構成となっています)
1、基礎クラス
(家族会の目的である家族同士で考え学びあうクラス)
BPDの基礎について学ぶ
新しい情報の提供(自治体の支援について・治療やカウンセリングの
利用方法など・・・)
グループワーク(家族同士で話し合い、問題解決を図る)
交流分析
芸術療法
イメージトレーニング・タッピング
*対応法・コミュニケーションの工夫・暴力の対処法
自傷行為の対処法・お金の管理の仕方など・・・
具体的なケースをお聞きしながら、問題解決を考えてゆきます。
メールでお申込み
講師 家族会代表 心理カウンセラー 奥野栄子
(参加費) 各参加ごと お一人さま 2000円〜3500円
2、実践クラス(A)(2017年からスタート)
(基礎クラスに参加した人が実践の基礎を講師から対応法を学ぶクラス)
実践のベースとなる心のスキルアップ・トレーニング
(認知行動療法・弁証法的行動療法がベース)
WRAP(ラップ)(元気回復行動プラン) 等
*ベースとなる実践トレーニング
メールでお申込み
講師 学芸大学准教授 福井里江先生
(参加費) シリーズ化 一括払い
お一人さま
1回4000円×5・6回=2万〜2万1千円
3、実践クラス(B)(2017年からスタート)
(基礎クラスと実践Aクラスに参加した人がより困難なケースに対応できるよう
講師から対応法を学ぶクラス)
*メールでお申込み
講師 遊佐安一郎先生
(長谷川メンタルヘルス研究所から臨床心理士がアシスタントに入ります)
(参加費) シリーズ化 一括払い
お一人さま
1回4000円×10回〜12回=4万〜4万8千円
4、特別講演会
依存症・摂食障害・発達障害・BPDの専門家による講演会&質疑応答
様々な専門家による講演会。
寛解した当事者や家族によるリカバリートーク。
*家族会に参加したことが無い方もお申込みいただけます。
参加対象者 支援しているご家族・支援者・専門家
メールでお申込み
(参加費) 各参加ごと お一人さま4,000円
5、カウンセリング
個別カウンセリング
メールカウンセリング
緊急時の場合のみ(電話カウンセリング)
(具体的な対応法・医師やカウンセラーの紹介)
*予約制
(参加費)
個別カウンセリング お一人さま 1時間 3,000円
メールカウンセリング 1ヶ月 3回のやりとり 5,000円
電話カウンセリング(緊急時のみ対応) お一人さま 1時間
3,000円〜5,000円
6、(詳細は基礎クラスで発表)
BPD当事者の会は日本初となります。
ついに実現します!
講師 医師
(参加対象者)
BPD当事者
当事者と同行できるご家族
専門家
(内容)
(前半)Dr.によるBPDについての話し(30分)
グループシェア(1時間30分)
(後半)Dr.による個別相談(お一人さま15分程度)
(2017年から新スタート)
*メールでお申込み
参加費 各参加ごと お一人さま 前半3000円 後半1500円
(家族会の目的 基礎クラスがベース)
BPD家族会は上記の(1〜6番)の構成でサービスを提供しています。
どれも大事なプログラムですが、家族会の定義にあるように
家族会の本来の目的は(家族同士で語り合い、力をつける)ことです。
基礎クラスがその役割を果たしています。
(2〜5番)は専門家から学び技術的な面を学んでゆきますが、
(1番)の基礎クラスでは家族同士で話し合い、共に考え、知恵を出し合い、
ご家族の力で問題解決してゆくための力をつけてゆく時間となるので、
日常生活で生じている具体的なケースについて話し合い、対応について
考えるのが基礎クラスとなります。
基礎クラスは、実践クラスに進むための通過するクラスという
印象を持つ人もいらっしゃるのですが、決してそうではありません。
基礎クラスは本来の家族会の目的を果たすクラスとなります。
(話し合いを通して家族自身が知恵を出し合い、力をつけるためのクラス)
ご家族自身が力をつけることで、より実践クラスで学ぶスキルが
功を奏しますので、継続して基礎クラスにご参加することをお勧めします。
(専門家の皆様へ)
今年度の功労省の発表により、国立精神研究医療センター研修で話された内容
では、これまでの医療支援モデル形態から
今後、地域支援モデルへと移行してゆくであろうというお話がありました。
(詳細な情報は基礎クラスでご説明しています)
地域支援モデルには民間事業も含まれており、家族会もその役割を果たす
であろうと考えています。
BPD治療最盛期の頃に医師を志した先生方はとても熱心にBPDについて
研究していたようですが、現在の現場に立つ若手の専門家は興味があっても
BPDの対応法についてよく分かっていないというのが現状のようです。
今後、BPDに対応できる後継者を育てる必要性があると先生方は
考え始めています。
それで、BPD家族会では、力量のある専門家を講師としてお招きしており、
専門家の育成にも力を入れてゆきたいと考えています。
しかし、家族会は、これまでのような支援者と患者・家族という隔たりがある
支援ではなく、オープンダイアローグ「対話=対等」をベースにした
支援を築いてゆきたいと考えています。
BPDやBPDに合併する(発達障害・気分障害・ひきこもり・摂食障害・
PDSDなど含む感情調節が困難とされている疾患)の支援に関心のある
専門家の方々にも積極的にご参加いただき、支援チームの輪を広げてゆく
活動にご関心がある専門家の方がいらっしゃれば是非家族会にご出席下さい。
皆様のご参加を心よりお待ちしています。
BPD家族会代表
心理カウンセラー
奥野栄子