「うつ病は決して珍しい病気ではない」
うつ病は、ゆううつ感や無気力な状態が長い期間回復せず、
日常生活に支障をきたすようになってしまう病気です。
気分が落ち込むなどの「こころの不調」だけでなく、
だるさ、不眠、食欲低下、頭痛などの「からだの不調」
もみられます。
うつ病はだれでもなる可能性があり、決して珍しい病気では
ありません。
厚生労働省が行なった最近の研究では、日本人におけるうつ病
の有病率は約6、2%と報告されており、日本人の16人に
1人は一生に一度はうつ病にかかる可能性があると考えられ
ます。
また、女性のうつ病の有病率は8、4%で、男性の3、8%と
比較すると2倍もうつ病になりやすいといわれています。
参照資料 こころのくすり箱
*繰り返しますが、BPDはうつ病も合併します。
BPDだけに着目されることでうつ病を見過ごされてしまい
周囲のことばや振るまいで酷く傷ついていることがあり、
症状を悪化させることがあります。
また、家族も「自分は大丈夫」「自分はおかしくない」と
思い込み、体に表れる「サイン」に気づかず
過ごしていることがあります。
こういう状態では、当時者をサポートするどころでは
ありません!
まずは、ご自身の体と心のメンテナンスを心かけてください。
BPD家族会代表 奥野栄子