認知療法・認知行動療法を学ぶ
ベックによって開発された、うつ病治療のための認知療法と、行動療法の流れから生まれた認知行動療法は、1990年代頃から統合され、認知行動療法として呼ばれるようになっています。患者の間違った、否定的な「認知」を変えることで、回復へと導いていく認知行動療法は、現在、様々な精神疾患の治療法として世界的に主流になりつつあり、最近では、看護の領域にも、認知行動療法が導入され、幅広い治療に役立つことが証明されています。これから認知行動療法を導入しようとする方、更なるスキルアップを目指す方に向けた書籍を中心に紹介します。
私は一人ぼっちと悩んでいる方へ、親しい友人の作り方、愛するパートナーの見つけ方をバーンズ博士が教えます。自尊心を高め、他者と親密な関係を築くための認知行動療法の技法を伝授します。
デビッド D. バーンズ 著
林 建郎訳
実践の場がますます広がる認知行動療法!看護師による認知行動療法の保険収載も間近い。医療現場で認知行動療法がより利用しやすくなると期待される。本特集では学校教育や運動選手のトレーニング、司法関連機関における矯正教育、さらには就労支援や被災者支援などさまざまな現場での実践を紹介。認知行動療法の可能性と課題を探る。これから実践する際に役立つ情報が満載。
統合失調症などの精神病を発症すると、それまでの生活がずいぶんと変化する。本書は、病の渦中にいる状態から、自分にとっての正常を取戻しリカバリーするための認知行動療法のスキルを提供する。
ダグラス・ターキングトン ら 著
菊池安希子、佐藤美奈子 訳
最新の科学的な心理療法ACTに基づいて、心理的な苦悩に対処し、自分らしい価値ある人生を生きるためのスキルを教える。若い人向けに分かりやすく解説され、楽しい練習課題が満載のワークブック。
〈 著 〉ジョセフ・V・チャロッキ、ルイーズ・ヘイズ、アン・ベイリー
〈序文〉スティーブン・C・ヘイズ
〈監修〉武藤崇
〈監訳〉大月友、石津憲一郎、下田芳幸
スキーマ療法は、ずっと抱えてきた生きづらさなど認知行動療法では効果の出ない心の深い部分の認知に働きかけ、大きな効果をもたらす。生きづらさから回復し生きやすさをつかむために。
伊藤絵美 著
スキーマ療法は、ずっと抱えてきた生きづらさなど認知行動療法では効果の出ない心の深い部分の認知に働きかけ、大きな効果をもたらす。生きづらさから回復し生きやすさをつかむために。
伊藤絵美 著
初級編に続き、CBTの要である「導入」「アセスメント」「ケースフォーミュレーション」をテーマに、セラピストがCBTを安全に開始し、効果的に進めていくために必要な考え方や実践方法を学べる。
伊藤絵美 著
伊藤絵美が行っている大好評のワークショップを完全録画。セラピストがCBTを安全に開始し、効果的に進めていくために必要な考え方や実践方法をワークショップの臨場感そのままに学べる。
伊藤絵美 著
世界各国語に翻訳され、認知療法を実践する治療者が必ず読むべきテキストとして高く評価されている「認知療法実践ガイド:基礎から応用まで」が、大幅に改訂され、第2版が出版。本書はその全訳である。
ジュディス・S・ベック 著
伊藤絵美、神村栄一、藤澤大介 訳
本書は、気分が落ち込んだり、人間関係で悩む女性が、「認知行動療法」のテクニックを使って、問題を解決していく23の話から成り立っている。読むだけで、気分が軽くなり、幸せな日々が訪れる。
中島美鈴 著
スキーマ療法は、スキーマ(認知構造)に焦点を当て、心理療法を組み合わせて構築された認知行動療法の発展型である。日本でスキーマ療法を習得し、治療や援助に使いたい方々の心強いテキスト。
伊藤絵美 編著
津髙京子、大泉久子、森本雅理 著
認知行動療法やアクセプタンス&コミットメント・セラピーを基礎にしたトレーニングで、人見知りや社交不安を克服。豊富なイラストや事例、エクササイズは、10代の若者向けに工夫されている。
〈著〉ジェニファー・シャノン
〈イラスト〉ダグ・シャノン
〈序文〉クリスティーン・パデスキー
〈訳〉小原圭司
ACTの基礎となるRFTについて、その概略と臨床適用のポイント、前提となる機能的文脈主義やオペラント学習の理論、スキナーによる言語行動やルール支配行動について分かりやすく解説する。
ニコラス・トールネケ 著
山本淳一 監修 武藤 崇、熊野宏昭 監訳
アスペルガー症候群が知られる以前に成長し成人となり、アスペルガー症候群やそれによる二次障害で苦しんでいる当事者に、認知行動療法を中心とする援助を提供するための包括的なガイド。
ヴァレリー・L・ガウス 著
伊藤絵美 監訳
吉村由未、荒井まゆみ 訳
すぐれた心理療法はいずれも、その背景に、すぐれた理論的基盤をもつ。本書では、認知行動療法の10の理論モデルを、実践例を通じて、広く、深く、それぞれの治療法の第一人者たちが解説する。
ニコラオス・カザンツィス、マーク・A・ライナック、アーサー・フリーマン 編
小堀修、沢宮容子、勝倉りえこ、佐藤美奈子 訳
困難を抱えるカップルに接する実践家に向けて、夫婦・カップルのための認知的アプローチを詳述。カップルへ認知療法の理論、アセスメント、治療の具体的なステップを詳細な事例と共に解説する。
フランク・M・ダッティリオ、クリスティーン・A・パデスキー 著
井上和臣 監修
奈良雅之、千田恵吾 監訳
森一也、高橋英樹、上江昇一 訳
症例の概念化は、認知行動療法において中心的な位置をしめている。症例の概念化がきちんとできれば治療は半分以上進んだとさえいえる。その症例の概念化を体系的にまとめたのが本書である。
ウィレム・クイケン、クリスティーン・A・パデスキー、ロバート・ダッドリー 著
大野裕 監訳
荒井まゆみ、佐藤美奈子 訳
世界的なベストセラー「いやな気分よ、さようなら」の著者バーンズ博士が、周りの人との人間関係の悩みや問題に対して、認知療法に基づき画期的な解決法を提案する。わかりやすく効果的である。
デビッド・D・バーンズ 著
野村総一郎 監修、中島美鈴 監訳、佐藤美奈子 訳
バーンズ博士は、薬を飲むことなく不安や怖れを取り除く40の強力な抗不安技法を紹介する。その中から読者にとって最適な技法はどれかを分かりやすく示してくれる。
デビッド D.バーンズ 著
認知療法を通して、抑うつ気分を改善し、自分の気分をコントロールする方法を身に付ける。
デビッド・D・バーンズ 著
「いやな気分よ、さようなら」の続編。うつの他、不安、緊張、恐怖、コミュニケーションにも対象を拡げた実践書。
デビッド・D・バーンズ 著
『認知療法・認知行動療法事例検討ワークショップ(1)』の待望の続編。認知行動療法の技法をひととおり学んだが、現場でどのように実践したらよいか悩んでいる人に最適の一冊である。
伊藤絵美、初野直子、腰みさき 著
認知療法・認知行動療法の具体的な進め方、ケースマネジメントのあり方を、事例を通して検討する。臨床の現場を詳細に説明・解説する。クライアントの変化の経緯を詳細に知ることができる。
伊藤絵美、丹野義彦 編著
[分担執筆者]大泉久子、腰みさき、
初野直子、山本真規子
「ACT(アクト)=アクセプタンス&コミットメント・セラピー」と、マインドフルネスという二千六百年前にブッダが提唱した心の持ち方を結びつけながら、今を生きるためのヒントを探る。
熊野宏昭 著
強迫性障害への認知行動療法を開発・確立したポール・サルコフスキスの、日本での講演およびワークショップを収録。強迫性障害の認知行動療法の科学と実践を「話し言葉で」理解するための1冊。
ポール・サルコフスキス 著
小堀修、清水栄司、丹野義彦、伊豫雅臣 監訳
ACTの哲学や理論から、ACTのトリートメント・モデル、そのエビデンス、他のセラピーやトリートメント・モデルとの比較・対照まで、本書一冊で、ACTの全体像を知ることができる。
武藤崇 編
本書を学ぶことにより、認知行動療法家がすでに身につけてきた技法を、ACTという新しい〈臨床のOS〉上で実際に「動かす」ことができる。本書は、新世代のCBTのための完全利用ガイドである。
ジョセフ・V・チャロッキ、アン・ベイリー 著
武藤 崇、嶋田洋徳 訳・監訳
黒澤麻美、佐藤美奈子 訳
慢性疼痛を抱える患者さんに対して認知行動療法を行うための治療者用ガイドブック。患者用ワークブックを併用しながら、11のセッションに分けられた課題やスキルをわかりやすく指導できる。
ジョン・D・オーティス 著
伊豫雅臣、清水栄司 監訳
長く続く痛みを抱える患者さんのための、認知行動療法のワークブック。テーマごとの11のセッションを学び実践することで、自ら痛みに対処できるようになる。治療者は治療者ガイドを使用してください。
ジョン・D・オーティス 著
伊豫雅臣、清水栄司 監訳
ACTは、新次元の認知行動療法といわれる最新の科学的な心理療法。本書により、うつや否定的思考をスルリとかわし、よりよく生きる方法を身につけることができる。楽しい練習課題満載。
スティーブン・C・ヘイズ、スペンサー・スミス 著
本書は、認知行動療法とリラクセーションを組み合わせたプログラムを使って解決のヒントを学び、実践することで効果を得る記入式ワークブックです。
中島美鈴 著
現場で効果的に認知行動療法を実践するためのノウハウが、ワークショップ形式で具体的かつ懇切丁寧に惜しみなく紹介されている。
伊藤絵美 著
うつ病の治療で薬物療法によって十分な反応が得られない場合、認知療法・認知行動療法を追加することにより、うつ病が改善することが実証された。
大野裕 著
認知行動療法は、うつや不安障害の治療に極めて効果的で、薬物療法に勝るとも劣らない治療効果が医学的に証明されているサイコセラピー(精神療法・心理療法)のことです。
清水栄司 著
附属のテキストとDVDで、認知行動療法の様々なスキルが5日間で習得できる集団認知行動療法プログラム。
中島美鈴 著
これから認知療法・認知行動療法を導入する治療者へ向けたテキスト。基本的なモデル、原則、スキルの紹介の他、カウンセリングの事例も収録し、非常にわかりやすく学べる。
伊藤絵美 著
これから認知療法・認知行動療法を導入する治療者へ向けたテキストのDVD版。実際のワークショップを収録し、視覚的に認知行動療法を学ぶことが出来る。
伊藤絵美 著
認知療法を実践する日本の臨床家に向けて書き下ろされた入門書。概念、実践、疾患別の治療法など認知療法のエッセンスが詰まった1冊。
アーサー・フリーマン著
一つの症例を元に、順を追った臨床場面の再現と場面ごとの解説をまとめたもの。面接でのやり取りから、報告書の書き方まで、認知行動療法の実行法が学べる。
デボラ・ロス・レドリー 他著
認知療法導入のためのテキスト。認知療法の概念から、臨床過程の段階的な説明までを具体例とともに解説、様々な付録も収録し、認知療法初心者に最適。
ジュディス・S・ベック 著
様々なケースごとに、認知行動療法の面接場面を収録したDVD。既に認知行動療法を導入した治療者に向け、更なるステップアップを促す視覚教材。
伊藤絵美 著
臨床過程の困難事例への対応を解説。既に認知療法を実践している臨床家に向けた事例テキスト集。
ジュディス・S・ベック 著
認知療法の数多くの技法を収録、治療の幅を拡げる技法集。更なるステップアップを目指す臨床家向け。
ロバート・L・リーヒィ 著
認知療法・認知行動療法の臨床現場における様々な事例を元に、臨床の進め方を中心に解説した1冊。
伊藤絵美 丹野義彦 編著
認知行動療法における事例定式化と治療デザインの作成に、問題解決モデルを活かす実践書。疾患ごとの認知行動療法治療計画ガイドなどの付録つき。
アーサー・ネズ 他著
統合失調症の治療のために、認知療法の早期介入の効果について解説した1冊。
P・フレンチ 他著
認知行動療法を統合失調症の心理学的介入に活かす実践書。セッションの計画書、ワークシートなど多くの資料を収録し、導入に役立つコンパクトな内容。
エマ・ウィリアムズ 著
菊池安希子 訳・監訳
日本で行われたワークショップを元に、著者それぞれが開発した、対人恐怖とPTSDへの認知行動療法についての理論と実践を解説した貴重な1冊。
D・M・クラーク A・エーラーズ 著
精神科看護のみならず、一般他科の看護領域でも実践可能な認知行動療法導入のためのプログラムテキスト。
シャーロン・M・フリーマン アーサー・フリーマン 編