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身体拘束・隔離の指針

日本総合病院精神医学会治療指針3

身体拘束・隔離の指針
身体拘束や隔離は、救急の現場や緊急事態発生時において安全確保のために実施される必要不可欠な対処法である。本書は、その手順や手続き、判断の仕方、用具の使用法ほか、その最良の実施法をわかりやすく解説した本邦初の公式指針である。精神科病床のみならず一般病床の内容も盛り込み、医療安全の視点を最大限加えた現場で真に役立つ内容
日本総合病院精神医学会教育・研究委員会(主担当:八田耕太郎)編
定価 2,420 円(本体2,200円 + 税) 四六判変形(188mm×112mm) 並製 112頁
ISBN978-4-7911-0622-6〔2007〕
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Contents
1 身体拘束
 
1.定義
  1) 定義と用具
  2) 生命維持に必要な医療行為のための身体固定
  3) 車椅子からの転落防止を目的とした安全ベルトによる固定
2.適応
  1) 精神医療の視点からの適応
   
  1. 自殺・自傷の危険性の回避
  2. 他害・器物損壊の回避
  3. 身体的問題の管理
  2) 医学的視点からの適応
   
  1. 突発した興奮や暴力的な行動が脳器質性疾患に起因している可能性を否定できず鑑別の過程にある場合
  2. 身体合併症を有する患者に身体への安全性を考慮して選択された薬物の種類あるいは量が鎮静に不十分な場合
  3. .せん妄など種々の意識障害の状態にある患者の危険な行動の防止
3.実施手順と診療録への記載
  1) 実施手順
   
  1. 実施の判断
  2. 実施
  2) 診療録への記載
  3) 告知
  4) 観察
  5) 評価
  6) 解除
   
  1. 解除
  2. 解除と中断の違い
4.実施上の注意点
  1) 阻血の防止
  2) 誤嚥の防止
  3) 深部静脈血栓・肺塞栓の防止
  4) 点滴ルートや尿道カテーテルの抜去の防止
  5) ストレス潰瘍の防止
5.緊急事態発生時の対応

2 隔離
  
1.定義
2.適応
  1) 精神医療の視点からの適応
   
  1. 刺激を遮断して静穏で保護的な環境を提供することによる症状の緩和
  2. 他害の危険の回避
  3. 自殺・自傷の危険の回避
  4. 他の患者との人間関係が著しく損なわれないように保護すること
  5. 身体合併症を有する患者の検査および治療
3.実施手順と診療録への記載
  1) 実施手順
   
  1. 実施の判断
  2. 実施
  2) 診療録への記載
  3) 告知
  4) 観察
   
  1. 観察
  2. 開放観察
  5) 評価
  6) 解除
   
  1. 解除
  2. 解除と中断の違い
4.実施上の注意点

3 行動制限最小化委員会

1.診療報酬上の規定
2.行動制限最小化委員会の設置推奨の背景
3.行動制限最小化委員会の指針
  1) 行動制限最小化委員会による審査の対象
  2) 行動制限最小化委員会の設置
  3) 審査の手順
   
  1. 身体拘束・隔離の開始にあたって
  2. 身体拘束・隔離が1カ月を越えた場合
  3. 行動制限最小化委員会の機能
  4. 行動制限最小化委員会からの指導に対して
  4) 緊急避難としての身体拘束・隔離が実施された場合

4 身体拘束・隔離の最小化

1.最小化の目標と意味
2.代替手段の検討
  1) 身体拘束の代替手段
   
  1. 離床センサー
  2. 点滴ラインやチューブ類の走行の工夫
  3. ミトン
  2) 隔離の代替手段
   
  1. アメニティの良い個室
3.環境誘発の興奮の回避
  1) 治療環境の工夫
   
  1. 広い病棟構造
  2. 病態・病像に適した治療環境
4.教育・研修

5 一般病床における身体拘束

1.日本医療機能評価機構の基準
2.一般病床における身体拘束の指針
  1) 安全確保のための身体拘束の適用基準
   
  1. 実務的視点からの適用基準
  2. .医学的視点からの適応
  2) 身体拘束を実施する際の手順
   
  1. 用具
  2. 実施の判断
  3. 実施
  3) 身体拘束を実施する際の説明と同意
  4) 身体拘束実施中の観察・評価・記録
   
  1. 観察と評価
  2. 記録
  5) 解除と中断の違い
  6) 実施上の注意点
   
  1. 阻血の防止
  2. 誤嚥の防止
  3. 深部静脈血栓・肺塞栓の防止
  4. 点滴ルートや尿道カテーテルの抜去の防止
  5. ストレス潰瘍の防止
  7) 緊急事態発生時の対応
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