向精神薬などによる急性薬物中毒では、身体科救急施設での受け入れを拒まれて、精神科施設に搬送されることがたびたびある。したがって、精神科医も急性薬物中毒の治療に関して知っておく必要がある。急性薬物中毒の治療は、EBMに基づいて大きく見直されている。ところが精神科施設では、未だに胃洗浄や強制利尿が行われている。本書は、身体科救急施設と精神科施設における急性中毒の治療の乖離をなくすべく、最新の治療法を説明する。
日本総合病院精神医学会 治療戦略検討委員会(主担当:上條吉人)編
定価
2,640 円(本体2,400円 + 税) 四六判変形(188mm×112mm) 並製 132頁
ISBN978-4-7911-0663-9〔2008〕